昔から山里、海里から自然に湧出する温泉を大切にし、時には霊泉とまで崇めて利用されて来ました。
人々が温泉に魅了され、より多くの利用、より多くの場所を求めて、大地を掘削して開発された源泉数は27,969ヶ所、温泉地としては2,971ヶ所あると言われ、その利用方法は温泉施設と言われる旅館、ホテル、日帰入浴施設等、山の一軒宿から千人以上が利用出来る大規模ホテルまで色々とあります。
大地が育む源泉と温泉文化を醸成する建築物や自然環境のもと、身体に安らぎとより良い影響を与えられるような、古くから伝承されてきた温泉の利用方法を再確認し、日本の温泉利用を促進すること、また、守り伝えていくことも必要と考え、「日本秘湯を守る会」「日本源泉湯宿を守る会」「日本文化遺産を守る宿」の会員の皆様とともに「日本温泉文化を守る会」として日本の伝統的な温泉文化を残し、守ることを目的に会員の皆様とともに研究、交流を図り、将来に向かって活動することとします。